曲作りとリズム

作曲などで初回レッスンの際に、その人の得意とする所、不得意な所を診断させてもらうのですが、
面白いと感じるのは、リズムがよく分からない。と恥ずかしそうに言う人が結構多いことです。
歌が歌えるか手拍子が打てれば、全く分からないということも無いと思うのですが、
ロックのアクセントであったり、R&Bのはね方であったり、何か自分に足りないと思って
居る方が多いのでしょう。
初心者でもセンスのある人はコード進行が分かっていなくても頑張って曲を作ってきます。
ただリズムが分かっていないと途中で、テンポが遅くなったり早くなったり、クリックに合わせられず、
意図しないすごい変拍子が間に挟まったりします。
DTMソフトを使えばリズムのループ素材があるので、初めてでもそれなりに格好が付くものになりますが、
やはり自分のリズムになっていないので、バランスの悪いものになってしまいます。
ギターでコードは簡単でも強いリズムを持った曲をカバーしてみる。
何か自分の好きなリズムを持った曲で身体を動かしたり、リズムを口ずさんだり、
余裕があればDTMで打ち込んでみるのもありかもしれません。
深い所で面白いのは、譜面が読める人。譜面が読める人はリズムを実は算数的にも理解できているので、
安定していて心強い。ただこれで人を動かすリズムが作れるかというと、なかなか難しくも面白いですね。